2012年海で出会えた生物ランキング
番外編 スプランチノトロフ・イマガワイ
トラパニア・ミルタブランカ(※現在はアカマダラツガルウミウシ)というウミウシに寄生するコペポーダ(寄生虫)が居ます。
この寄生虫が2012年 新種として発表されました。
和名はウズヒマワリウミウシヤドリ。学名はSplanchnotrophus imagawai(スプランチノトロフ・イマガワイ)になりました。
そう、ワタクシ今川の名前が学名になったのです。
ダイビングを始めた頃から、漠然とした目標でしたが、『自分の見つけた生物に自分の名前が付いたら素敵だな』と思っていました。
それが、魚なのかウミウシなのか、学名なのか和名なのかとかいう事は全く考えてなかったたし、この件も、論文が出る直前まで知りませんでした。
まさか、寄生虫に自分の名前が付くなんて・・・という感じでしたが、目標が現実になって、素直に喜んでいます。
これからも新しい発見を求める原動力になります。
でも、この寄生虫、ウミウシの中に侵入してしまうので、ガイド中にその姿をお見せする事はできないのです。 かろうじて、産んだ卵が二次鰓の部分からはみ出して見えるので、その中に居るんだという事は分かるんですけどね。
中身を見てみたい方はショップに論文を置いているので見に来て下さいね。