奇麗なウミウシが7位にランクインしました。
見た瞬間、「これはどの図鑑にも載ってないウミウシだ！」とビビッときました。
帰って調べてみたら、やはり手持ちの図鑑には載っていません。
形から頭楯目のウミウシだというのは分かりますが、属までは分かりません。
DNAを調べてみると、既存の属にはあてはまるものがないようです。
つまり、新属の可能性が高いということです。
なので、1つ階層を上げて、カノコキセワタガイ科の一種にしました。

すごいよねー、DNAって。
見た目だけだと、キセワタガイ属かニパラヤ属にしてしまいそうになるけど、真実を細かいところまで教えてくれる。
同時に、見た目の判断って危ういよね？
以前は、標本もなく、ろくに調べてないウミウシに和名をつけてる図鑑があったけど、DNA解析が簡単にできる時代なので、図鑑を出すならそういうところはきちんとやってもらいたいな。

さて、このウミウシ、かなり希少なようで、世界のウミウシにも2件しか投稿がありません。
また出会うことはあるのかな？
もしも、次に出会ったら、学名をつけるとこまで頑張りたいと思います。