2022年海で出会えた生物ランキング
第10位 トラフザメの知られざる生態
今年もまたトラフザメが出たってことで撮影に向かいました。
水深15mのところで見つけて撮影しようとカメラを構えると、ススーッと泳いでいきます。
ま、こういう事は良くあるので、無理に追いかけず様子を見ます。
でも、いつもと違うのは横方向に泳ぐのではなく、垂直方向に浮上していきます。
お、おい、どこ行くんだい?と見守っていると、そのまま水面まで行っちゃいました。
え?えーっ!?マジですか?
トラフザメって水面に浮くことがあるの???
このままどっかに流れて行ったらどうしよう?
もしかして、俺の責任になっちゃうのかな?ドキドキ。
そんな事を考えながら、見守っていましたが、トラフザメは水面の同じ場所をキープ。
こちらも脅かさないよう距離を取りつつ水底をキープ。
10分・・・20分・・・30分が過ぎ、さすがにエアーが心配になってきました。
なので、自分も水面まで上がってパチリ。
一応、水面だと分かるように、水面に映ったトラフザメも入れて撮影。
それにしても底生性だと思っていた生物が水面に浮くことがあるんですね。
ちょっとした衝撃でした。
あれ?でも、よく考えたら、これって水底での写真よりレアなんじゃないかしら。
トラフザメが居ない時は水面も捜さないとね。
※この後、トラフザメは元居た場所に降りて行きました。