2020年海で出会えた生物ランキング
第10位 ピカチュウのトライアングル交接
今年の10位はピカチュウことウデフリツノザヤウミウシ。
それほど珍しいウミウシではない。今までもたくさん見てきている。
「ここに載せるほどレアなのか?」と言われるとそうでもない。
だけど、2020年はランクインするぐらいの強烈なインパクトがあった。
まずは北部のゴリラチョップというポイントに大量発生したこと。
どこからやってきたのか?というくらいたくさんのピカチュウが湧いて出て、この年の瀬の今でも1日で50個体くらいは見ることができている。
右を見ても左を見てもピカチュウだらけで捜さなくても視界に入ってくる。最初は喜んで見ていたけど、何度も見ると・・・飽きる。(爆)
そしてこれだけ増えると、当然のように産卵や交接シーンが観察できる。
そんな中、見つけたのがピカチュウのトライアングル交接。
昨年の1位はニシキリュウグウウミウシ属の一種のトライアングル交接だった。 その時に、ドーリス系のウミウシでトライアングル交接をするのはゾウゲイロウミウシとトサカリュウグウウミウシ、 そしてニシキリュウグウウミウシ属の一種と思ってたのに一年でその認識が崩れ去ってしまった。
世の中「絶対」ということはないとはいえこの光景には驚きました。
珍しい生物を見るのも好きだけど、それ以上に珍しい生態を見ることも好きなんだなーと再認識した一年でした。
それにしてもこのピカチュウフィーバーはいつまで続くのでしょう?