このウミウシは2013年にも見ている。
でも、その時はそれほどレアな種だと思わずに適当に撮影していた。
だって、ミドリガイだし・・・。

ウミウシしか見ない「ウミウシダイブ」というのを始めてもう15年ほど経つ。
沖縄を分布とするウミウシはその殆どを見ているし、知っているという自負はあるのだけれど、その当時は、まだそれほど多くのウミウシと出会っておらず、このウミウシが珍しいものかどうかも分からなかった。
だって、ミドリガイだし・・・。

後になって調べてみると、南方系のウミウシだということが分かった。
しかも、海外の図鑑でさえ未記載種扱いだ。
と、いうことは世界的レベルで見ても希少種だということか・・・。
2019年現在、世界のウミウシには「ゴクラクミドリガイ属の一種 18」で登録されていますが、今川の投稿しかありません。
最近は「ミドリガイだから」とかではなく、（学名の付いていない）未記載種に興味がシフトしてきた感があります。

もう一度会いたい、もう一度撮り直したいと思っていたら、突然現れた！
お客様の多い日だったので、3回くらいしかシャッターが切れず、ちょっと後追い写真になったけど、とりあえず奇麗な写真が撮れた。^^
撮ってる最中は「たかがミドリガイ」なんて気持ちはなくて、撮影に集中してました。（笑）

2020年はイボとかミドリガイとか好き嫌いせずに、全てのウミウシ、いや、全ての生物を愛そうと思う今川でした。