2018年海で出会えた生物ランキング
第10位 うっかりジンベエついに見ることができました。野生のジンベエザメ。
ジンベエザメといえば、5月から6月の粟国遠征で、サンゴの卵の匂いにつられてやってきた個体を目撃することがあるというイメージですが、 ウチはそんなに頻繁に粟国に行ってないし、なかなか見れないだろうなー、でもいつかは見たいなー、 ま、ガイドとして長く潜っていれば一度は会えるでしょ、くらいに思っていた存在でした。
それが、何の前ぶれもなく9月のウチザンで見れてしまいました。
その日はボートに3チームしか乗っておらず、1本目からドリフトダイビングだったので、展開が早く、3本目のポイントに着いたのはかなり早い時間でした。 そこから長ーい休憩時間。
お昼を食べ終わって、「まだ入らないの?」と今川。
「うーん、まだ潮がねー」とM船長。
そうしているうちに、他のボートが来て、エントリー。
そこから更に数十分・・・。
そのボートのダイバーが上げたフロートを見て、潮が変わったのを確認したM船長。
「そろそろ行きましょうか」。
エントリーして、すぐの事でした。 カンカン!と指示棒でタンクを叩くけたたましい音が聞こえました。
マンタかな? それにしては叩き方が半端ないな? と音の出る方に向かうと、同じボートに乗っていたKイントラが遠くを指差しています。
その先には・・・キター! ジンベエザメの登場です!!
ジンベエザメは、Kイントラの真上を通り過ぎ、幸運にも我々の方へ真っすぐに来てくれました。
このKイントラ、今年、下曽根でもジンベエザメ見てるんですよね。持ってますねー。
あと、数分早くても、数分遅くても、このジンベエザメには会えてなかったかもしれません。
読みの鋭い船長、そして強運のガイドに恵まれて、お客様全員がじっくり見ることができました。
ありがたや、ありがたや。