2017年海で出会えた生物ランキング
第1位 ブダイ始めました
まさか自分がブダイにハマるとは・・・。(個人の感想です)
今年は例年になく積極的にプライベートダイブに出かけた年でした。
その理由の一つがおきなわ図鑑のリニューアルにあります。
まだまだ写真を撮ってない(掲載してない)種が多く、図鑑と呼ぶには役不足。 なので、海に出るときは色んなものを分け隔てなく撮影しようと思っていたのですが、その中で特にハマってしまったのがブダイであります。
このオニハゲブダイは大きくて目立つものの、常にビュンビュン泳ぎまくっているので寄るのが難しいブダイのひとつです。
後から知った話ですが、沖縄はおろか日本でも珍しい種なんだとか。
図鑑用の写真なんで、基本、日の丸構図のおっさん撮りですが、鰭全開の写真が撮れて嬉しかったです。
これは真栄田岬で以前から知られているコブブダイ。
コブブダイも日本では珍しい種です。
ブダイなんてそんなに紹介しないし、紹介したとしても「イラブチャー」という沖縄名で一括りにしてたけど、調べてみると実に様々な種類が居るのです。
そして、たくさん居る割にはなかなか思うように写真が撮れません。
ただ見ている分には近づけても、カメラを構えるとスーッと方向転換して離れてしまいます。魚あるあるですね。
コンデジの方が撮り易いかも?
ブダイの仲間はその殆どが浅いところに居るので、安全停止の合間に観察することができます。
でも、夢中になりすぎて安全停止が30分になってたり・・・いや、最初からブダイ狙いで最大水深が5mを超えなかったこともあったかな?(笑)
オオモンハゲブダイはオレンジの斑紋が特徴ですが、離れていると奇麗な色が出ません。
なかなか寄れませんが、たまに向こうから突っ込んでくることもあります。
当然カメラの設定をいじる暇はなく「あわわわわ」とうろたえながら撮影。
一応、ノートリミングで枠内に収めましたが、ストロボ強すぎぃ・・・。
でも、そんな駆け引きがいつしか楽しく感じている自分がいます。(笑)
ブダイの魅力の1つに成魚と幼魚で色模様が全く違うことがあります。
大人になるとその殆どは青っぽくなる魚ですが、幼魚の頃は緑だったり赤だったり黄色だったり黒だったり・・・。
中には幼魚の姿がまだ解明されていない種も居るらしいです。
このコはどんな模様に変わっていくのかな?
そんなことを考えながら観察するのも楽しいと思います。
ブダイ好きなお客様が来てくれたら嬉しいなー。
一緒にブダイダイブしましょ。
2017年を総括すると、魚に再注目できた一年でした。
レアものを追いかけるのではなく、ブダイ、ベラ、スズメダイなど、どこにでも居る普通種などをじっくり時間をかけて観察した感があります。 その過程で知らなかったことがたくさん出てきて、たくさん勉強もしました。
この経験がこれから先のガイディングに活かせるといいな。
2018年も もっと色んなものを見て、皆さんと楽しみを共有したいと思います。
2018年も Ocean Blue をよろしくお願いします!