第7位はカニです。でも、種はおろか、属も科も同定できていません。
本島のボートダイビングで砂地をうろうろと徘徊していたら、可愛らしいこのコを見つけました。
大きさはパチンコ玉くらい。まん丸い体に大きな目がチャームポイントです。

あれ？　でも、このコ、どこかで見た事が・・・。
そう、今年のアニラオツアーでも見ていましたね。この時のとは色は違うけど、甲の形や動き方などは瓜二つなので、同じ種と思っていいでしょう。
我々、ガイドダイバーのジンクスで、一度見ると、その後何度でも見る事が出来るというのがあるけど、この後、慶良間でも見る事ができました。

これらの写真を島根大学の大澤正幸博士に送って聞いてみました。
お送りいただいた画像ですが、おそらく短尾類（カニ類）のカイカムリ科のメガロパ（底着幼生）または初期の稚ガニだと思います。 カニ類の幼生期の情報は非常に限られていますので、属・種の同定は標本があったとしてもちょっと難しいかと思います。

こんなに文明が発達して、人類は何でも手に入れたかのように感じるけど、海の中にはまだまだ知られていない事がたくさん。

だから海って面白いんだよね。