那覇市の市報にミナミコメツキガニを観察する事が出来る場所が紹介されていました。 市報に載るくらいメジャーなカニなんですね。これは那覇市民としては見ておかないとマズイでしょうと、お休みの日に出かけてきました。

車を降りると、道のすぐ横に砂浜が・・・。人もたくさん居て賑やかです。 でも、明らかにピクニックやデートで来ている人たちのようで、ミナミコメツキガニを見る為に来ている人ではなさそうです。
本当にこんな騒々しい場所で見れるのかなー？と疑心暗鬼でしたが、砂浜を数十メートル歩いてみると、砂の上をトコトコとと動く黒い影が・・・。 おぉ、意外と簡単にミナミコメツキガニと出会う事ができました。

ミナミコメツキガニは横に歩かず前に歩きます。 目の前の砂をショベルカーのようなハサミ足で一抱え分持ち上げ、くるくると器用に回しながら、砂の中の栄養分だけを口に入れて、残りの砂はポイッと捨てていきます。 そうして、残された砂が団子のように残ります。 良く見ると、周りは一面ミナミコメツキガニが作った砂の団子だらけになっていました。

撮影しようと近付いていくと、すぐに砂の中に潜ります。 なので、撮影には根気が必要。なるべくミナミコメツキガニを刺激しないように、石になったつもりで動きを最小限にして接近しなければいけません。 これ、意外とツボにハマります。（笑）

2013年はもっと集団で居るところを撮ってみたいと思います。 見てみたい方は声をかけて下さい。