2011年海で出会えた生物ランキング
第3位 ウミウシいっぱい今年もたくさんのウミウシ達との出会いがありました。 1個体1個体のウミウシがとても魅力的で、ウミウシだけでランキングが埋まってしまいそうです。 なので、今年も1つにまとめてしまいました。
ガンズ(ローガンズの略です)の今川です。
最近は携帯電話のメールの字が読めないこともあります。(爆)
そんな今川にとっては小さいウミウシを見つけるのは至難の業。
しかし、最近のゲストは皆さん良いデジカメをお持ちで、小さいものをきっちり撮れるようにカスタマイズされている方も少なくありません。
なので、そんな皆様のリクエストにお応えしようと、老体に、いや老眼に鞭打って、小さいウミウシを頑張って捜している訳です。
そんな中、見つけたのが、このコヤナギウミウシ属の一種。大きさは5mmくらい。しかも、半透明で見辛いことこの上なし。 携帯の字は見えなくとも、何故かウミウシにはビビッとセンサーが反応してしまうのですよ。 しかも、それが、こんな超レア種だったら嬉しくなります。
このウミウシはオカちゃんが見つけてくれました。(感謝!)
コンニャクに似ているかどうかは分かりませんが、ちょっぴり気になるネーミングで、いつかは見てみたいと思っていたウミウシでした。
今度は自分で見つけてみたいな。
背面に小さな点がちりばめられていて、とっても綺麗なウミウシです。
でも、この時はお客様が居たし、コンデジだし、粘る事ができず、綺麗に撮ってあげる事ができませんでした。
次回リベンジですね。
やっと出会えました。エンジイロウミウシ。以前から見てみたいウミウシの1つでした。
出会える時は、ほんとあっさりなんですよね。
このウミウシとの出会いは衝撃的でした。
移動の車中で、このウミウシの話題が出て、「見たいですねぇ」なんて言ってたら本当に出ました!
こんな事ってあるんですね。まさに運命の出会いだったと思います。見つけた瞬間は鳥肌が立ちました。
このウミウシは、沖縄のウミウシにも本州のウミウシにも載っていません。 珍しいウミウシだと思いますが、今年は何個体か見る事ができました。 毎年、コンスタントに出てくれると嬉しいですね。
沖縄のウミウシには、ウミウシ研究者のロベルト・ボーランドさんが瀬良垣で撮った写真が使われていますが、その水深は61mと深い!
ボーランドさんは沖縄在住時に何度か見かけた事がありますが、でっかいタンクをダブルで背負って、いつもビーチで1人で潜っていました。
「今日は60mまで行った。いつもは80mまで潜ってるから、今日は浅いよ。はっはっは。」なんて、豪快なおじいちゃんでした。
そんな水深じゃ見つける事は難しいかな? なんて思ってたら、レッドビーチのドロドロの環境で発見。しかも水深は13m!?
水深や環境よりも一番重要なのはエサがあるかどうかなんですね。
前述のボーランドさんの名前が付いたウミウシ。和名だけではなく学名にも彼の名前が使われています。
ロベルト・ボーランド(Robert Bolland)の頭文字を取って、ロボーイ(roboi)。(最後に「i」が付くのは男性への献名)
しかも、ボーランドさんが、映画「ロボコップ」の主人公のようにタフだったから、それも掛けているようです。
ナイスなネーミングですね。
このウミウシを見つけたのはオカちゃん。ショップに来て、丁度、一ヶ月目の時に見つけました。
まだ、ウミウシの事を良く知らなかったので、珍しいかもどうかも分からず、スレートに「どなた?」と書いて聞いてきたので、
大きく「ボブさん!」と書いたのを思い出します。(笑)
いつか、ウミウシに自分の名前が付くといいな・・・。そんな事を夢見つつ今日も潜っています。
今年の前半はウミウシが本当に多かったです。レア物が続々と出て、「今年はウミウシの当たり年だ!」なんて事を言ってました。
でも、5月に台風1号と2号が連続で直撃。その後も次々と大型台風の猛威に晒されて、ウミウシがどんどん飛ばされてしまい、夏以降は見る影もなくなってしまいました。
ウミウシの当たり年の筈が、台風の当たり年になってしまった・・・。
そんな苦戦している状況の中で出てきたアミダイロウミウシ。
今シーズンもウミウシは健在だぜ!と言わんばかりに圧倒的な存在感をアピールしていました。
さぁ、ウミウシシーズンは始まったばかり! これからも、どんどんウミウシが増える事を期待しましょう!