2009年海で出会えた生物ランキング
第8位 被り物好きな面々昨年はユキンコボウシガニがブームになりましたが、それ以来、色んな被り物好きなカニが居る事が分かってきました。 今まで無視して通り過ぎてきたカイメンや、気にも留めていなかった海藻の裏に意外と多くのカニが隠れて居る事を知って驚いた一年でした。
その中のひとつ、このカイカムリ科の一種としている個体は茶色(黄色)の地味~なカイメンを背負っています。 大きさもある程度あるし、体中に鮮やかな黄色の毛が生えていてとっても綺麗。 単体でも十分に見応えのある姿をしています。 一生、身を隠して過ごすつもりなら、何故こんなに綺麗でいる必要があるのでしょうか?
このマルミカイカムリモドキも上のと同じ種類のカイメンを背負っています。
でも、中身は全然違いますね。ちょっと黒光りしててカブトムシみたい。
このコはずーっと同じ場所に居て、ちょっとした有名人(カニ)でした。
来年も元気な姿を見せて欲しいです。
こちらはシカクイソカイカムリ。カイメンソウという海藻を背負っています。
被り物の形は様々です。ファッション的には前衛的でいいと思いますが、機能的にはイマイチのような気がします。
このシカクイソカイカムリは紫色のカイメンを被っていました。
その日の気分で被るものを変えるのかな? だとしたら相当なオシャレさん。
黄色のカイメンがベレー帽みたいで可愛いです。これ以外にも色んなものを被ってそうですね。
こちらは大きなオオカイカムリ。大きなカニがこれまた大きなカイメンを背負っていました。
しかし、背負ってるカイメンが重すぎたのか? ちょっとヨロヨロしていたのが笑えました。
こちらは逆に5mmあったかなかったかのカイカムリ科の一種。
写真を見てみると、最後の後ろ足でしっかりとカイメンを背負っているのが確認できました。