2008年海で出会えた生物ランキング
第6位 ウルマカエルアンコウある日、知り合いのショップさんから『ベニカエルアンコウが居ますよ』という情報をもらいました。 で、見に行ったらこのコが居ました。その場ではベニカエルアンコウと紹介しましたが、ショップに帰って写真を見てたら何だか違うような気がしたんですよね。
魚類学の権威、瀬能宏氏に尋ねた所、以下のようなコメントが帰ってきました。 『さて、お問い合わせの件ですが、ウルマカエルアンコウでよいと思います。 最大の特徴はエスカが白いことです。 今回の画像では体の左側に倒したイリシウムの先端に白いエスカをなんとか確認できます。 他のカットでもっとわかりやすいものがあれば確認してみてください(できればそれもお送りいただけるとありがたいです!)。 ベニカエルアンコウは沖縄にいることになっていますが、私はそれと同定できるものを一度も見たことがありません。 エスカが白くなく、小型甲殻類に似ているので、ウルマとの見分け方は容易だと思います。ぜひ探してみてください。』
「うるま」とは沖縄の言葉で「珊瑚の島」という意味。 (「うる」が「珊瑚」で、「ま」が「島」) そんな言葉を冠したウルマカエルアンコウ。素敵な名前じゃないですか。