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一日一種 タチアオイウミウシ 2021/02/15
コロナウイルスのワクチン接種が始まろうとしています。
知り合いの医療従事者のところには、もう(接種の)案内が届いたそうです。
自分はいつ接種ができるのか気になりますよね?
「AIワクチン接種予測」というAI(人工知能)で自分の接種時期が分かるアプリも出ています。
スマホでしか使えないみたい。しかも iPhone と Android でアドレスが違うのでリンクは貼りません。ご自分で捜してみてください。
アプリには、自分の生年月日と居住区、職業、それに基礎疾患があるかないかを入れてボタンを押すだけ。
今川の場合、5ヵ月から8ヵ月の間に接種できるという結果になりました。(まだ先は長い)
それにしても、こんな簡単なアルゴリズムにAI使う必要あるのかな?

タチアオイウミウシ
タチアオイウミウシ

写真はタチアオイウミウシ。
WoRMS では Notodoris serenae になっていますが、新版ウミウシでは Aegires serenae になっています。
Notodoris なのかセンヒメウミウシ属なのかという議論はかなり以前からあるように思いますが、未だに決着がつきません。
これは政治と一緒で、○○派と△△派が居て、お互いが自分の主張をしているのと同じです。
「DNAやれば分かるんじゃね?」と思う人もいるかもしれませんが、DNAが何パーセント合致すれば同属で、何パーセント外れれば別の属なんて定義もない(種にはあります)し、 仮にあったとしても、その何パーセントというさじ加減を決めるのも人間なのです。
もしかしたら自分が生きている間には結論は出ないのかもしれません。
なので、おきなわ図鑑では WoRMS に従います。今川は WoRMS 派なのです。

それはさておき、タチアオイウミウシの体地色は黄色です。
上の写真を見る限りでは黄色には見えないですね。
体地色というのは、読んだまま「体の地色」、つまりベースの色という意味です。
殆どのウミウシの場合、見えているのは背面の色です。これはベースの色ではありません。

で、ベースの色はどうやって確かめるのかというと。
ちょっと失礼・・・。

タチアオイウミウシ
タチアオイウミウシ

こうやって、ひっくり返して腹足(お腹)を見ます。
これがタチアオイウミウシの体地色。
ちなみに、若齢個体のステージでは全身が黄色です。
背面の灰色や緑色は成長とともに出てくる色になります。
こうやって、腹足の色や模様を見ないと同定できない種も居るので、そういう種はお腹側も(ウミウシにダメージを与えないで)撮れる道具と技術が必要です。
タグ:生物紹介つぶやき
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