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一日一種 ルリイロミドリガイ 2021/01/17
昨日はすごくいい天気でしたが、今日は一転、北風ピューピューの大時化になりました。
そろそろ潜りに行こうかと思ってるのですが、もう少し先になりそうです。

ルリイロミドリガイ
ルリイロミドリガイ

写真はルリイロミドリガイ Elysia minima (にしました)。
個体によって緑色だったり瑠璃色だったりと変異の激しい種になります。
その為、色の違う個体は別種だと考えている人も居るようで、緑色の個体をミニマミドリガイ、瑠璃色の個体をルリイロミドリガイとしているようです。
ミニマミドリガイには和名の元となった E.minima という学名が紐ついています。 E.minima の記載論文(Ichikawa,1993)を見てみると、体色は黄緑色。頭部に特徴的な白い十字形のマークと白い斑紋がある。サイホーンとサイホーンの内側の側面は黒または濃紺。 などの特徴が記されています。
体色だけ違いがあるもののその他の内容はこの写真の個体と合致します。 そもそもこの瑠璃色の体色の個体は地域による差が激しいので、Ichikawaらが採集した場所では瑠璃色の個体は見られなかったのかもしれません。
なので、この写真の個体は E.minima だと思います。
次に和名ですが、ルリイロミドリガイという和名が提唱されたのが「南西諸島で記録された嚢舌類の報告」(中野,今川,今本,2015)。 ミニマミドリガイという和名が提唱されたのが「日本のウミウシ」(中野,2018)です。
時系列で考えると、この2種が同種ならルリイロミドリガイという和名が有効です。
ということで、おきなわ図鑑にはルリイロミドリガイ Elysia minima で掲載することにしました。
タグ:生物紹介つぶやき
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